四季の風にのってⅡ 野鳥とともに

里山や河川敷で、身近にいる野鳥を撮っています

野の草と野鳥~ノビタキ

農地の一角に、手入れがされず草はらになった田があります。花を咲かせたり、花が終わり実をつけた草などが生い茂っています。植物学者の牧野富太郎氏は「すべての植物にはそれぞれの名前があり、雑草という言葉は人間の傲慢さを反映している」とたしなめられたそうですが、私にはその大切な名前が、勉強不足で分かりません。足下からはチロチロチロと秋の虫も鳴いています。ノビタキの数も増え動きが活発になってきました。

公園のクヌギ~エゾビタキ

公園ではクヌギの木に実が沢山できています。立っているとポトンポトンと上から落ちてきて頭に当たります。もうすぐ保育園の子ども達のドングリ拾いで賑わうことでしょう。近くの枝ではエゾビタキがとまっていました。

次の写真はエゾビタキ特有の胸の縦斑がはっきりしていません。同じ個体を撮っていたつもりですが、コサメビタキも同じ場所にいたようです。

のびのびと~ノビタキ

稲刈りの準備が始まっていました。その傍らでのんきにカメラを構えることに申し訳なさを感じながら撮りました。美味しいお米を作っていただく農家さんに感謝です。ノビタキも餌になるバッタなどが沢山捕れる田んぼが好きで、草にとまっては獲物を狙います。

この草は田んぼではあまり見かけません。なんという植物でしょう?

実りの田に~ノビタキ

黄色の稲穂が垂れる田に、ノビタキの姿があちらこちらで見られるようになりました。2羽3羽が追いかけっこをするように飛び交っています。畦や休耕田に生える草の先がお気に入りの場所です。

今日の「小さい秋」~イソヒヨドリ、ノビタキ

田の畦に赤いヒガンバナが咲き始めました。今年の夏は暑く長かったので、開花が遅くなったようです。鳥が来るのを待っていると、やって来たのはイソヒヨドリ。赤い花は遠くに一点しか入りませんでした。

ノビタキの到着も例年より少し遅いようです。遠くの電気柵の上にとまる姿を確認しました。

「小さい秋」見ぃつけた!~エゾビタキ

毎年のこの時季、公園にやって来るエゾビタキ。今年もくぬぎやかしの木が茂る林を飛び回る姿がありました。「そろそろ来ている頃」と期待して出かけた公園での、「小さい秋」との出会いでした。

歩道の桜の木の枝にとまりました

地上や枝にいる虫を探しています。見つけると飛び下りて捕まえます

コサメビタキやサメビタキとよく似ていますが、エゾビタキは胸の縦斑がはっきりしています

秋の気配~メジロ エナガ

長かった夏の暑さもやっと峠を越えたようです。日中はまだ30℃になりますが、熱帯夜からは解放されました。山で避暑をしていたメジロエナガも、公園や古寺の森に戻ってきました。久しぶりに混群に出会いました。

最近は水辺の鳥ばかりをゆっくり撮っていたので、忙しく飛び回るメジロエナガにカメラが追いつかず疲れました。